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「はい」って言っておけばいいや、そう思われたらおしまい 2014.10.08
こんにちは、柳原です。
リーダーの皆さん、説教してますか?
あるいは「教育的指導」「ダメ出し」「カミナリ落とし」、なんでもいいのですが、リーダーは自分としては一生懸命教えているつもりだと思います。私もそうです。
ただ説教をしたからといって部下が成果を上げるようになるわけではないですよね。
今日ふと思ったのですが、これってもしかして説教が長すぎるからダメなのか?という仮説。
『説教タイムの長さと、相手の成長は反比例関係にある』
こう安易に一般化できませんが、真実の側面があるように思います。
なぜなら、説教が長くなるほど、相手の頭の中には以下のような吹き出しが浮かぶから。
まーた長い説教タイムが始まっちゃったよ。まあいいや「はい」って言っとけば。
こう思われているとすれば、そりゃその分思考が「解決すべき課題」に向かないので、成長の足を引っ張ることになると思います。
私もサラリーマン時代は数時間にわたり説教されてました。そして思っていました。
「こうなっちゃ俺が何を言ったってムダだな、まあいいや「はい」って言っとけば」と。
先日税理士の友人と飲んでいたときにアドバイスをもらいました。
「俺(税理士さん)の場合、ダメな書類を提出してきたら、ダメな箇所も教えずにつきかえすよ。何がダメか自分で考えろ、っていうスタンスだから」
その友人は竹を割ったようなさばさばした性格の持ち主なので日頃から羨ましいと思っているのですが、部下の育成も端的です。
説教が長い自覚がある私は、彼のアドバイスを受けて説教タイムを短くしてみようと思いました。
サイバーエージェント藤田社長の怒りから何を学ぶか 2014.10.05
こんにちは、柳原です。雨の日曜日です。
半蔵門の事務所でかかっている曲は星野源さん「ばらばら」。
サイバーエージェント藤田社長が、自己都合退職した元社員を痛烈に批判しているそうですね。
怒りの理由として以下を挙げていらっしゃいます。
①新規事業の立ち上げを任せていたのに、転職という個人的理由でほっぽりだしたから
②その社員は過去に億単位の損失を会社に与える失敗をしているのに、挑戦姿勢を奨励する会社の方針からセカンドチャンスを与えているまさに最中だったから
③競合企業からの引き抜きだったから
この記事を読んだときまず思ったのは「ワカルわ~」。そりゃ怒るわな。
でもそれは僕の今の立場を重ね合わせて同情しているにすぎず、元社員の立場でその怒りの記事を見るときっと「だって仕方ないじゃん、今の会社より新しい会社の方が魅力的だったんだもん」と思うのだと思います。勝手なものです。
実際、報道では語られないいろんなことがきっとあったんだと思います。コミュニケーション上のトラブルがあったり、タイミング悪い出来事が重なって悪気なくお互いを不信したり、プロジェクトが軌道に乗っていなかったり。
この怒りの言動は、メディアで報道されているように、「引き抜きや退職の抑止力」になるのでしょうか。IT業界も意外と世間が狭くて、今後の仕事に差支えたりするのでしょうか。そのへんがよくわからないです。でももし「裏切り者は地の果てまででも追いかけてリベンジする」という感情を藤田さんが持っていらっしゃるとしたら、それは快くないでしょうね。人を恨むのにもパワーがいるし。
自分がこのニュースから何を学ぶか。
僕が同じような「裏切り」に逢うかどうかはわからないけれど、今できるのは「裏切りたくないくらい事業を魅力的にするよう努力すること」くらいだな、ということ。
・・・いや、違うかな。そんなカッコいいこと言えないかなぁ。わからない。
くそう、今に見とけよと誰に向かって怒っているかわからずに、でも仕事をがんばろうという気分になっています。雨の日曜日。
ごきげんよう。
【やくざと芸能と私が愛した日本人】 2014.10.02
なべおさみさんの著。
むちゃくちゃいい本です。刹那的で気取ってなくて、ワクワクが止まらない。コミュニケーションの真髄が描かれていると感じています。
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付き人というのは最下層のランクです。芸能界の中へ入れてもらうための見習期間にしかすぎません。どれだけ務めれば上に行けるのか等の保証なんて、まったくありません。
無駄に過ごせば無意味だし、先を急げば誰も喜んではくれません。自分で道を付けるしか方法は無いと、一年もすれば判ります。
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会社に人生の保証を求める姿勢には幾ばくかの違和感を感じます。同時に豪快さ、親分肌を見せられない社長もカッコ悪いなと思います。
啖呵を切れ、俺!!
【野球はメンタル】 2014.10.02
昨日は社労士仲間と草野球の練習試合でした@世田谷公園。
昨日はピッチャーをさせてもらいました。
僕は体力には割と自信があるほうなのですが、何せコントロールがよくないことが悩みです。
持投球練習ではのびのびと速い球を低めに投げることができるものの、試合になるとまったくのノーコン。昨日も3回投げてフォアボール4、デッドボール3の散々な内容。
これというのも、とにかく「メンタルの恒常性が保てない」ことに起因します。
「フォアボールばっか出して周りを白けさせたら申し訳ないな」とか「相手に当てちゃうと悪いな」と思っていると、どんどん体がこわばって思うところにボールがいかなくなります。
昨日の仲間は僕のノーコンを知ったうえで経験を積ませるためにピッチャーをやらせてくれていたので、まだ気が楽でしたが、いやはやメンタルをいつもニュートラルに保ちたいものです。
仕事をやっててもメンタルの恒常性がキーになることが多いように思います。
どんなイライラすることがあっても涼しい顔でいられればいいですね。
メンタルについて考えれば考えるほど、メンタルが揺れ動くというのは、「その者の名前を呼んだ瞬間、そいつはいなくなる、そいつの名は『沈黙』」という、とある映画のワンシーンのセリフに似ているように思います。
だから野球ではメンタルのことは考えない方がよいのかなぁ。
【かばん持ちde教える】 2014.10.02
「かばん持ちのススメ」の話。
クライアントに職員を連れて行きました。用件は賃金制度作りのご提案。
事前に許可を取った上で、職員に提案内容のプレゼンをさせました。
予想通りの拙い説明を注意深く聴いて下さる優しいクライアント、時々補足説明をする私、そして自分の拙さを感じているらしきウチの職員の3人は、営業終了後の店内で各々頭をフル回転させていたように思います。
結局、ありがたいことにお仕事をお引き受けさせて頂くことになりました。
提案の後で、クライアントである社長から人材育成にかかるお悩みをご相談頂きました。
明確な解決策を提示できない不甲斐なさを感じましたが、お話し頂き少しで晴れやかな表情になって頂けたならうれしく思います。
今回の訪問は職員にとっても学ぶところがあったようで、「資料作り直すので、もう一回私にプレゼンさせて下さい」と言ってきました。仕事に食らいついてくる姿勢を初めて見せてくれて嬉しく感じました。
帰りにラーメン屋に寄ったとき、その職員がこう打ち明けてくれました。
「今まで社長というのはもっと偉そうで、自分中心に考えるもんだと思っていたけれど、実際の社長のお悩みをじかに聞いて『こんなに社員のことを考えてくれているんだ』と初めて知りました。この人の役に立ちたいと思いました。」
ふむふむ。
日ごろ「どんな仕事がしたいの?将来何を目指すの?」と僕に問いかけられても全然思い浮かぶ解答がなかったその職員ですが、「現実の社長」に頑張って提案して、お悩みに触れたことでヒントを得たようです。
経営者は目標を決めてそれに向かって頑張ることが普通だと思っているぶん、スタッフの「無目的さ、自発性のなさ」にイライラすることが多いですが、実は「現場に連れて行ってクライアントに直接会わせてないから、貢献のイメージが出来ない」ということもあるんですね。
かばん持ち、もっとさせようと思いました。
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