人が最たる資源の美容室にとって、労務にまつわる問題は常にオーナー様、店長様の重大な関心事です。
- 人が長く続かない。すぐ辞めてしまう。
- 協調性を乱す発言を繰り返すスタッフに手を焼いている。
- スタッフがお客様に対して、店に対する否定的な意見を話してしまう。
- 歩合主義がマイナスに働き、お客様・アシスタントの取り合いをしてしまう。
- 社内恋愛で店内がギクシャクしてしまう。
- 真面目に練習をするスタッフと、サボるスタッフとの温度差がある。
- 権利ばかりを主張され、売り上げに対する責任感が足りない。
- 急な欠勤や遅刻により営業に支障を来している。
- 美容師免許取得がなかなかできず、動機づけに苦慮している。
- 長時間の拘束をせざるをえない状況下、有給休暇を与える余裕がない。
数え上げればきりがないこれらの問題を「人がたくさんいるのだから仕方がない」で片づけることは、より大きなトラブルの種を育てることになります。
強烈なリーダーシップは、時に社内に不協和を生みます。リスクを背負って四六時中店のことを考えているオーナー様の心理的負担と比べると、スタッフの「ふわふわした」行動にひとつひとつ腹が立つ気持ちもよくわかります。大所帯であればあるほど、その心理的負担をオーナー1人で抱えるには無理があります。
それでもオーナー様は、スタッフに「いかに成果をあげさせるか」に焦点を当てなければなりません。
美容サービスを通じて、よりよい人材教育と社会貢献を果たさなければならない。それなくしてはその店がその場所に存在する意味がなくなってしまいます。
私は、社会保険労務士として労務問題にあたるうえで思うことがあります。「事後処理的に労使トラブルを取り繕うこと以上の解決がないのか」。
ドラッカーが言うように、オーナー様はスタッフの「コスト=費用」的側面でなく、「機会」に着目しなければなりません。オーナー様がスタッフの「機会」を安心して考えることが出来るように、私がオーナー様の盾となり、通訳者となり、聴き手となり、代弁者となります。
経営者が安心して企業経営するために。あなたのお店の問題を一緒に考えさせて下さい。
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