代表やなばらのブログ

初フルマラソン完走から何を学んだか   2015.01.31

こんにちは。柳原です。
先日、茨城県の勝田マラソンに参加してきました。

人生初のフルマラソン挑戦、
お友達の不動産鑑定士の方に誘ってもらっての参加でした。

もともとジョギングをすることは趣味の一環なので苦にならないのですが、
それでも42キロを走るということで準備を進めてきました。。。。
と言いたいところですが、正月明けからはまともに練習せず、
ほぼぶっつけ本番でした。


結果は4時間29分で何とか完走。
1キロ6分18秒のペースなのでずいぶんとゆっくりですが、
レース中歩かず、ほぼ一定のペースで最後まで走れたことは収穫です。


さて、この初フルマラソン完走から僕は何を学んだか?
疲労からうまく考えられないのですが、とりあえず二つほど。




1、人間は(少なくとも僕は)強気になったり弱気になったりする

25キロ過ぎたあたりから足が痛くなってきて、
「あれ、これ完走大丈夫かな・・・?」と弱気になる場面が時々ありました。
そのときに「まあ黙々と淡々と走っていればこの気の迷いもなくなるだろう」と
思っていると、次第に平気になってくる。
後半はその繰り返しでした。

苦しみに対して頭でどう「レッテルを貼るか」が大事であると再認識しました。


× 苦しい→その苦しさはあきらめるに足りる外的刺激

○ 苦しい→その苦しさはただの痛みに過ぎない。大したことではない


ビジネス上の教訓を考えるならばなんでしょうね。
ビジネス上のトラブルという現象に対してチャンスと考えるかピンチと考えるかで、
次の一手に対するスピードと精度が変わってくるということかなと思います。





2、自分のペースを死守することが大事

今回は完走がメインの目標だったので、
とにかくオーバーペースを避けようと注意深くペースを測っていました。


スマホのランニングアプリでしょっちゅう平均ペースを見て、
スピード調節をしていました。

後ろから人に抜かれたり、路肩で歩いたり屈伸したりしているランナーを見かけ
ても、
「僕には関係ない。マイペースを守ろう」

と考えて走っていました。
自分の気分や疲れたという認識よりも、定量的に測れる数字を重視したら、
結果的にペースは守れ、前半飛ばして疲弊したランナーを随分抜いていけました。


まわりにいろんなことを言う人は常にいるけれど、
彼らにペースを乱された結果疲弊してしまうことがいちばん損失が大きいように
思います。

マラソンでも、仕事でも。


ペースを守る上ではGPS機能が付いたスマホが役に立ちました。
会社で言うならいわゆる人事制度がこれにあたるでしょう。
(自分が今どういう状態化を客観的に見るツールだから)



4時間半も走りっぱなしだとさすがにヒマでした。
今度フルマラソンを走ることがあれば長編の落語でも聞きながら走ってみようと
思います。


いずれにせよ、フルマラソンを走ったことで「フルマラソンを走った経験値」が得られたこと
はよかったです。

意識の仕方で変わる練習効果   2015.01.13

こんにちは、柳原です。
本年もよろしくお願い申し上げます。



私ごとですが、成人の日(祝日)は普段通っているボクシングジムへ行きました。
正月休みでなまった体を呼び起こすべく2時間みっちり汗を流してきました。


で、練習の話。


ウチのジムでは「30秒連打」という練習メニューがあります。

2人1組、交代でサンドバッグ30秒連打をし、合計20分続けるのですが、
この単調な練習も意識次第で練習効果にずいぶんな違いがあるように思います。


僕の場合は合計20回の30秒連打を5 × 4のユニットに分けて考えています。



その5回はそれぞれ、

⑴弱く速くたくさん打つ回

⑵息を切らさず同じリズムで連打をする回

⑶ミット打ちと同じコンビネーションを練習する回

⑷フットワークを重視しサンドバックとの距離を縮めたり遠ざけたりしながら打つ回

⑸スピードを落として強く打つ回


と決めています。



そしてサンドバックを打つときは常にディフェンスを意識して、
ガードをあげたり体の位置を入れ替えたりすることにも注意しています。



練習の目的がいつの間にか「上手になること」よりも「周りによく見せること」 になってしまうという
落とし穴に僕たちはついつい陥ってしまいがちです。


ビジネスの教育の場においても同じことが言えそうですよね。


人間は疲労や惰性から、今やっていることの本来の目的を
忘れてしまうものだと思います。私は少なくともそうです。


せっかく貴重な時間を使って教育をするならば
その「目的」についていちいち意識してもらう取り組みが必要なはずです。


意識付けについては、訓練開始時に「この目的は○○です。」と宣言したり(させ たり)、
常に目に付くところに目的を貼ったりといった幼稚な方法で全然かまわないと思 います。
要は意識付けを正しくできればいいわけです。


筋トレも鍛えている部位を意識しながら取り組むと効果が高いと言われていますね。


意識が大事。心がけましょう。


バンドから学ぶ組織内の「調整力」強化の秘訣~   2014.12.26

こんにちは、柳原です。
2014年も残すところ10日となりました。
いかがお過ごしでしょうか。

私事ですが、先週末は地元・山口県に帰っていました。

用事は毎年恒例のクリスマスコンサート。
約100人の観客の前でバンドの演奏をしてきました。
(私はギターヴォーカル)


バンドのメンバーとは、このクリスマスコンサートの時にしか会わない間柄です。
ばたばたとリハーサルをして、
何とか今回も楽曲を10曲ほど披露してきました。


今回改めて感じたことは、
「1年ぶりに演奏してもすぐに音がまとまるなぁ」ということ。

おそらく、8年もやってるとお互いのクセや趣味嗜好がわかるので、
演奏しながらお互いが自然と「適合、調整」できるからだと思っています。


ドラムの人はココで“走る(早くなる)”とか、
コーラスパートは、高音パートを誰が担当することになるだろうとか、
互いに「言わなくてもわかること」がだんだん増えてくるので、
やってて心地よいです。


学生時代、もう少し鼻っ柱が強かった時期には
「バンドメンバーが全員オレだったら、完璧に演奏できるのにな」
と思っていましたが、このバンド経験を経て、むしろ

「違う人間が演奏していて、だんだん演奏が合ってくる」

と言う過程こそが面白いのだと思うようになりました。



バンドリーダーがいつも言っていることが二つ。

ひとつが、「趣味は一生懸命やらないと面白くない」、
もう一つが「バンドが上手くなるには、何回も何回も練習で合わせること」


企業だって同じようなところは有るように思います。
一生懸命やらないと仕事だってつまらないし、
タイプの違う人間が集まって何度も話し合い、知恵を出し合って仕事に向かうか
ら面白い。

そう思うこともできると思います。

このバンドは結成8年、
「いい年した大人がロックをやる」というコンセプトで続けています。
コンセプトに共感できたら、続けること。
仕事も趣味も、辛抱強く続けていくといいことがありそうです。


そして、同じように「いい会社をつくろう」という志をお持ちの皆様に巡り合い、
やなばら事務所職員一同、後方から支援したいと心から思っています。

本年は一年誠にありがとうございます。
また来年もよろしくお願い申し上げます。


柳原慎也

【テクニックが先か、卵が先か】   2014.11.27

少しナイーブで自己陶酔的な文章をお送りします。

 

やなばら事務所では、僕を含めた各職員が月イチで社内プレゼンをします。

 

テーマは労働関係法の法改正や、労務に関するもの。


労働紛争の判例を取り上げたり、クライアントからご相談頂いたことを研究したりしています。

この目的は

 

・知識の共有


・プレゼン力強化


・社員教育

 

です。

僕は人前で喋ることにも法律を解説することにも

比較的慣れているのですが、職員は慣れていないので、

場数を踏ませる意味で考えた文化です。


まだ始めて3ヶ月ですが、徐々に習慣化されています。

 

ナイーブなのはここから。

先日の職員のプレゼンのフィードバックとして、

「プレゼンターの動きがないから感情が伝わらない。

もっと身振り手振りと表情を駆使したほうがいい。

例えば胸の高さよりも高く手を上げる仕草は、聴衆に印象を残しやすい。」

 

こう伝えました。

 

こういうと職員は感心したように頷くわけですが、

結局「手を胸の高さよりも高く上げる」なんてのはテクニックであって、

「一生懸命何かえを伝えようとする」動機に言及していないことに後で気づきます。

 

違う違う、テクニックを教えてどうする?

大事なのは聞いてくれる相手のために一生懸命伝えようとする姿勢だろうが。

 

覚束なくてもたどたどしくてもパワーポイントが稚拙でも、

相手への貢献を明確に決めて、

一生懸命伝えようとすれば伝わる。

 

テクニックやノウハウにいたずらに誘導してはいまいか、と

心配になりました。自戒しよう。

 

そもそも、僕は何かを一生懸命伝えたがっているのだろうか・・・?

 

 

【ライムライトとノミのサーカス】   2014.11.21

ノミのサーカスをご存知でしょうか。

 

ノミをガラスケースに入れてぴょんぴょん飛び跳ねさせておくと、

ガラスにぶつかることで行動範囲を学習し、

ガラスケースを取った後もガラスケースがあった範囲内でしか飛び跳ねなくなるそうです。

 

ノミのサーカスはこうして調教されたノミを使って行われる曲芸だということ。

 

チャップリンの「ライムライト」という映画で、

主人公が演じていたのがノミのサーカスのパントマイムをする道化師でした。

 

で、このノミのサーカス、「押さえ付ける教育」を批判するときの例えとして使われるそうです。

「ガラスケースに閉じ込めて調教すると、ノミだって人間だって縮こまってしまう」という。

 

こういうの、少し自覚あります。
僕もやってしまっているように思います。

部下には育って欲しいが、コントロール下に置いておきたい。
僕はボスでいたいのだと思います。

 

でもいつかはガラスケースを取らなくては。

僕はノミの曲芸を見せたいわけではないのだから。

 

チャップリンがライムライトで主人公に語らせたように、

「親切にされると一層孤独を感じる」ものだと思います。

 

 

新着エントリー

カテゴリ別エントリー

月別エントリー

  • 社会保険労務士やなばら事務所 03-6272-5318(9:00~18:00)

サービス一覧

代表やなばらのブログ

労務コラム

SRP認証事務所です

SRP認証マーク

当事務所はSRP認証事務所です。個人情報保護の基準を満たしていることを全国社会保険労務士会連合会より認証されています。(認証番号:131535)